初めて会う方と会話する時「緊張するなー」とか、「相手に伝わらないなー」といった事を感じることありませんか?
この記事を最後まで読んで、会話上手な方が意識していることを知り、会話上手になるためのコツをしっかり身につけていきましょう。
Contents
知らない人や初めて会う人との会話
どうしても、新しい職場や仕事等で人と会う時、初めて会う方に挨拶する場面ってあると思います。その時あなたは緊張しないタイプですか?
会社の朝礼やクライアント先のプレゼン等で、どうしても大勢の前で話をしなければならない時、あると思います。そんな時「いつもの自分でいられなくなって緊張するなー」といった経験ありませんか?
実は、今の時代の特徴の一つとして「人前で話すとどうしても緊張してしまう方」だったり、「どう話したら良いのか悩んでしまっている方」が増えてきている様なのです。
リモートワークがコミュニケーションを減らしている
コロナによってリモートワークが増え、知らない人、初めて会う人とコミュニケーションを取らない時代になりました。
昭和の時代と比べてみても、明らかに近所付き合いや、核家族化によって、会話そのものが減少してきていると言われています。コロナによってコミュニケーションそのものがどんどん減ってきているのです。
知らない人や初めて会う人との会話そのものが少ない現代だからこそ、誰もが身につけたい「知らない人との会話術」を身に着け、差別化していきましょう!
会話上手な方の特徴と会話下手な方の特徴
3万人の方とお会いしてきた中で気づいた事があります。それは、考え方の違いです。
緊張してしまう方の特徴として、「失敗したくない」「相手に良い印象を与えたい」「面白い人だと言われたい」といった特徴を持っています。
逆に緊張しない方の特徴は、「ありのままの自分を伝えよう」「相手の話をしっかり聞いてみよう」といった特徴を持っています。
例えば、結婚式のスピーチを考えてみましょう。数年前の結婚式で自分が話した内容は覚えている方もいると思います。ただ他の方が話した内容を覚えている人は、まずいないのではないでしょうか。おそらく、その記憶すら残っていないのが現実ではないでしょうか?ドイツの心理学者エビングハウスが発見した忘却曲線というのを皆さんご存知でしょうか。「人は聞いたことを翌日には7割忘れる」といった特徴があります。
会話上手な方が意識している事
私の周りで会話上手だと感じる方の特徴の一つに「他人は自分が思うほど、自分のこと考えていない」という事を思っている方が多いと感じます。
脳科学者で有名な茂木健一郎さんが出している本の著書で「いい人をやめる脳の習慣」の本の中でも語られています。脳科学的にみて「他人は自分が思うほど、自分のことなんて考えていない」のだそうです。
例えば、旧友と集まって当時の学校の卒業アルバムを見ようと思ったとしましょう。そこでアルバムを開いてみんなで見るんですが、全員自分自身を探すと思うんです。
自分が「どこに写っているかなー」とか、「当時どんな事をしていたのかなー」といった、当時の自分に対して興味があると思うんです。つまり、人はまず自分自身に興味があるのです。
つまり、「他人は自分が思うほど、自分のこと考えていない」という事をまず意識することで、うまく喋ろうと思うことなく、会話上手な方の様に自然体で話せるようになっていくのです。
知らない人と会話を克服するツボとコツ
相手の名前を呼ぶ(3回〜5回呼ぶ)
実は、心理学的に自分の名前を聞く一番心地よいと感じる言葉と言われています。人は無意識レベルで自分の名前にアイデンティティ(誇り)を持っています。
例えば名前が同じ名前の人と出会ったら「嬉しい」と感じませんか?まさに自分の名前が持つ心理学的な効果が現れた瞬間です。そのため、相手の事を呼ぶ時は名前で呼ぶ事は相手の心の扉を開く鍵になります。まずは名字から意識して呼んでみてください。
興味を持って問いかける
知らない人との会話は「勇気がいる」ことです。最初どうしても緊張してしまう事あると思うんです。その気持ちよくわかります。自分自身も過去に苦い経験があるからです。
だからこそ、きっと話し相手の方も同様のことを思っていると思いませんか?そこでこちらから積極的に興味を持って質問してみることにチャレンジしてみるのです。これだけで相手との距離を大きく縮める事が出来ます。例えば、出身や趣味など、その人本人へパーソナルな質問を投げかけてみましょう。
ポイントは「興味を持つ」ことです。単に質問すれば良いのではなく、しっかりと相手を見て、興味を持って質問してみましょう。
具体的に褒める
人は褒められると嬉しいと感じます。これは多くの学者によって実証され続けています。だからこそ、単に表面的に褒めるのではなく、より具体的に褒めてみてください。
例えば、初対面でお会いして挨拶するタイミングで「ネクタイ素敵ですね」といった表面的に見えた部分だけを褒めるのも良いのですが、「◯◯さんのネクタイ、ピンクの色合いが似合ってますよ!」といった様に1歩踏み込んで具体的に褒めるイメージです。最初は褒め言葉を伝えるのが恥ずかしいとか感じてしまう事があるかもしれませんが、興味を持って具体的に褒めてみましょう。
優秀なリーダー、管理職の方になればなるほど、この褒めるをしっかりマスターされ、自然体で相手が喜びそうな部分をしっかり感じ取りながら褒めている方が多い様に感じます。
リアクションをする
相手の話を聞くときには、明確にリアクションを意識してみましょう。例えば、うなずきや相槌、表情といったことです。
もし、無表情で話を聞いていたとしたら、相手はきっと「退屈なのかなー」と不安に感じていると思います。その結果、相手は「あなたに話したい!」といった気持ちがどんどん無くなってしまい、最終的には会話が止まってしまいます。
つまり相手の話を聞く時には、しっかりとリアクションを取る事を意識しましょう。驚いたり、笑ったり、質問をしたり、何らかのアクションを起こすということです。ちゃんと聞いていたとしても、無表情でノーリアクションだと、相手は「ちゃんと聞いていないのかなー」と感じてしまうものです。
特に効果が出やすいリアクションは「うなずき」です。ZOOM等の会議でこの「うなずき」を意識してみましょう。相手の話を聞く時は、明確にリアクションするこのことを意識してみましょう。
相手の話をまずしっかり受け取る
話し上手になりたい方の特徴の一つに「自分の話をもっとしっかり話したい!」といった事を考えている方が多いなーと感じます。
例えば営業マンの例で考えてみましょう。多くの営業マンの方の特徴の一つに自分の商品を「売りたい!」「売りたい!」といった気持ちが全面に出てしまっている人が多いと感じます。自分を客観的に見て、「そのような傾向があるかもなー」と感じたら、注意が必要です。
『一旦自分の話は置いておき、まずは相手の話をしっかり聞くように意識する』といった事にチャレンジしてみましょう。そうすることで、話相手が話しやすい環境になり、どんどん話をしてくれるようになります。結果、自分がのぞんでいたものが手に入るようになるといったことはよくある話です。まずは相手の話をしっかり受け取ってみましょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?初めて会う方に良い印象を持ってもらうための5つのポイントをご紹介いたしました。
- 相手の名前を呼ぶ(3回〜5回呼ぶ)
- 興味を持って問いかける
- 具体的に褒める
- リアクションをする
- 相手の話をまずしっかり受け取る
これら5つを意識することで初めて会う人との印象を大きく変化させ、日々のセールスに成果を出して行きましょう!
こんにちは。過去10年間で約3万人が受講したコミュニケーショントレーナーの富岡 輝有樹(とみおか てるゆき)です!